日本テレビは16日、都内の同局で定例会見を行った。15日放送の同局系「真相報道バンキシャ!」(日曜午後6時)の衆院選に関する報道の一部について、番組公式アカウントが謝罪、訂正した件について説明した。
同Xでは「2月15日放送の『真相報道バンキシャ!』の中で、先の衆議院選挙の比例代表・北海道ブロックで当選した自民党の村木汀さんを取り上げた際、『選挙戦中の写真を見るとアピールしたいはずの名前が入ったタスキをつけていない』と指摘した上で、村木さんが『当選する可能性は低いと思っていました』などとコメントされていることを紹介しました。村木さんは比例代表単独候補ですので、名前の入ったタスキはしないのが通常の運用でした。こちらの認識不足で、あたかも村木さんが『当選する可能性は低いと思っていたから名前の入っているタスキをしていなかった』との印象を与えるような紹介をしてしまいました。村木さんはじめ、関係の皆さまにおわびして訂正いたします。申し訳ございませんでした」との文書をアップしていた。
報道担当取締役の伊佐治健氏は会見で「村木さんをはじめ、取材にご協力いただいた関係者のみなさまにX上でおわびいたしております。誤解をまねかねないことでした」と謝罪した。
この件をめぐっては自民党の鈴木貴子広報本部長が自身のXで15日の放送後、「バンキシャ!」あてに公開質問。「日テレさん、バンキシャ!さん、お尋ねします。自民党の純粋比例で当選した新人議員に対する取材において、選挙期間中の写真に重ねて、『本来なら名前を売りたいであろうに、名前入りのタスキをかけていません』というナレーションがありました。その後に新人議員のインタビューであたかも“当選する意志がなかった”かのように誘導するような構成に違和感を感じました。衆議院総選挙の比例代表は政党名で投票する制度であり、純粋比例の候補者が個人名を強く表示することは、有権者に誤解や混乱を招きかねません。そのため、氏名入りのタスキが用いられていないのは、制度に沿った当然の対応であると考えられます。これはわが党に限った運用ではなく、他党の比例単独候補者においても同様です。そうした制度的背景を踏まえず、あたかも特別な配慮や控えめな姿勢であるかのように描写することには、違和感を覚えます。このナレーションは、どのような意図や目的に基づくものだったのでしょうか。選挙制度への正確な理解を前提とした報道こそが、有権者の適切な判断を支える基盤になると考えます」と記していた。
日テレ側も鈴木氏からの指摘で覚知したといい、伊佐治氏は「早く対応すべきだと判断し、X上で謝罪しました。当該の本部長からはご理解いただいております。村木さんにも直接おわびする方向で準備しております」とした。テレビの番組内での謝罪については「視聴者のみなさまにも説明する方向で検討しております」と語った。



