ももいろクローバーZの佐々木彩夏(29)が5日、結婚を電撃発表した。相手は一般男性だといい、30歳を迎える今年、人生の大きな決断を下した。
発表翌日の6日深夜にはニッポン放送「佐々木彩夏のオールナイトニッポンX」に生出演し、自身の言葉でリスナーへ報告した。SNSでは祝福の言葉が相次ぎ、この日の放送にも祝福のメールが続々届いていた。喜びからか一瞬声を震わせる場面もあったが、「祝福してくれるモノノフ(ファンの総称)のみんながいてくれることや、これからも変わらずに活動を続けていける環境は当たり前じゃないと感じました。本当にみんなのおかげだと思っています」と感謝を語っていた。
記者は事務所担当であるとともに、モノノフでもある。大学時代がコロナ禍とかぶり、誰とも会えずに精神的なバランスが崩れていた時期にももクロの楽曲に出会ったのがきっかけで、明るい気持ちになれて元気をもらえるライブに心を引かれ、辛い時期を救ってもらった存在だ。中でも佐々木が“推し”であり、その推しが結婚したのだ。
推しが結婚したら落ち込むものなのか、と思っていたが一切そんなことはなく、心の底からうれしかった。SNSでのファンの投稿や本人のインスタグラムのコメント欄を見ていても、記者と同じように喜びと祝福の声にあふれていた。きっとモノノフの間では誰もが同じ気持ちなのだろう。それでも、アイドルの結婚でここまで祝福ムード1色になるのはかなり珍しいことのようにも感じた。
批判やバッシングが一切と言っていいほど見られなかったのは、常にファンのことを考え、ファンのために全身全霊でエンターテインメントを届ける姿勢を貫いてきたからだろうか。デビューから王道アイドル路線からは大きく離れた型破りなパフォーマンスで人気をつかみ、常軌を逸した演出やステージでファンを楽しませてきた。「モノノフの皆さんのおかげ」という言葉だけではなく、パフォーマンスでファンに恩を返す姿勢を見せてきたことで、ファンとの信頼関係を築いてきた。元気と幸せを与えてもらった分、ファンも本人の幸せを願い、幸せを喜ぶという関係が、長い年月をへて出来上がっていたのだろう。
そもそも、恋愛がNGではないため、交際報道などが出ても決して不自然ではない。それでも週刊誌などで取り上げられることもなければ(強いて言えば楽屋の弁当を持ち帰る姿を4人そろって撮られた平和すぎる出来事ぐらいか)、熱愛が報じられることすらなかった。そのアイドルとしてのプロ意識も、ファンにはしっかり届いているはずだ。
今後も変わらず活動を継続することも、番組内であらためて明言した。番組後の報道陣の取材に対しては「今回こうして祝福の言葉をいただいてすごくうれしかった。この気持ちはライブとかパフォーマンスで恩返ししたい」と語るなど、これまでと姿勢は変わらない。「あーりんはあーりんらしく、これからもももクロのアイドルとして頑張りたいと思います」。新しいアイドル像を作り上げていく30代のあーりんを、記者としてもファンとしても熱く応援したい。ご結婚おめでとうございます。【野見山拓樹】



