21日の裁判員制度開始を前に、民放各局のキャスター8人が19日、東京・元赤坂の明治記念館で会見して「開かれた司法をめざして~裁判員制度スタートにあたって」と題した声明を発表した。テレビ朝日の鳥越俊太郎キャスター(69)は「冤罪(えんざい)が裁判員制度で是正されるか不安。全員一致ではなく多数決で有罪か無罪が決められ、その上に量刑まで決めてしまう。裁判員は守秘義務を負って、取材ができないので検証もできない。もしも私が裁判員に選ばれたら、信念に基づき処罰を受けようとも確信犯的に裁判の内容を話します」と話していた。

 ほかにフジテレビ安藤優子、滝川クリステル、ニッポン放送上柳昌彦、日本テレビ笛吹雅子、テレビ朝日大谷昭宏、テレビ東京大浜平太郎、TBS後藤謙次キャスターが出席した。

 [2009年5月19日22時43分]ソーシャルブックマーク