今月16日に6代桂文枝を襲名する落語家、桂三枝(68)が9日、大阪市中央区のなんばグランド花月(NGK)で、伝統工芸「山中漆器」による芸人看板のお披露目式に出席した。同看板はこの日から、NGK入り口に掲げられ、西川きよし、中田カウス・ボタンらの名前とともに、三枝の看板も。1週間後の16日から、名前が文枝に変わることから、別途、桂文枝の看板も公開された。

 看板の名前は、まぶしいほどに輝く金箔(きんぱく)製。襲名より、ひとあし早く「文枝」の看板があがり「やっぱり、金箔やしキラキラしてますね」と感激。さらに「私だけ2枚!

 せっかくやし、三枝で46年、愛着あるんで、あれ(三枝名義)もらえませんか」と、おねだり。山中漆器、吉本興業から快諾され、16日の襲名披露興行(NGK)当日、看板を掛け替え、三枝名義の物をもらえることになった。

 看板は「家の玄関に飾ります。表札にしようかな」とご機嫌。加賀市の山中芸妓連で組んだ「レディー・カガ」なる踊り子たちの舞踊に拍手を送り、踊り子たちに「(襲名興行の)写真をレディー・ガガさんを撮った写真家に撮ってもらって、日本で食事をと言うてたんですが、実現せんかったんで、レディー・カガさんたちにごちそうしたい」と、デート勧誘の“公開プロポーズ”も繰り広げた。