フジテレビ「笑っていいとも!」最終回のテレフォンショッキングゲストとなったビートたけし(67)がタモリに読んだ表彰状は以下の通り(一部抜粋)。*********

 表彰状

 タモリ殿

 長らく「笑っていいとも」の司会を務めてきたタモリさんに私から表彰状を贈りたいと思います。ちなみにこの表彰状はすべてゴーストライターが書いたものです。

 私の「笑っていいとも」の思い出といえば、1983年2月、理屈ばかり言っていた田中康夫が気に食わず、生放送中に乱入し首を絞め上げました。その結果、翌日のスポーツ新聞に「たけし心身症」と書かれてしまったことが今となってはいい思い出です。

 そして、何といってもこの番組の名物コーナーであるテレフォンショッキング。友達を紹介するという名の下にいきなり電話して出演をお願いするという斬新な企画でありました。しかしながら、女優の矢田亜希子さんが大竹しのぶさんを友達として紹介した時思わず「はじめまして」と言ってしまい、それを聞いた時、私はショックのあまり耳が聞こえなくなりました。そして、得意の作曲活動をあきらめなければいけない事態に陥ってしまい、あらためて芸能界というのはヤラセの世界だなと痛感した次第でございます。

 そして、タモリさんに触れないわけにはいきません。かつてあなたはヘルスの呼び込み、オレオレ詐欺の出し子、パチンコ店のサクラ、フィリピン人との偽装結婚のあっせんなどを経て芸能界に入り、イグアナの形態模写、4カ国語マージャン、意味不明なハナモゲラなどの卓越した芸で一部のえせインテリの集団から熱狂的な支持を受け、あれよあれよという間に国民的人気番組の司会者にまで登りつめました。

 しかし、そんな「笑っていいとも」も今日をもって終わってしまうかと思うと、私としては残念でなりません。ただ、明日からはO倉智昭さんの「かぶっていいとも」という番組が始まると知った時、私は思わず、聞こえなかった耳が回復しました。タモリさんも何の心配もすることなく、二流とも三流ともつかない芸人しか出ないといわれている「タモリ倶楽部」に全精力を注いで頑張っていただきたい。

 2014年3月31日

 A女E女復活を望む会会長

 イジリー北野