芸術振興を目的にした「文化人・芸能人の多才な美術展」が22日、東京の日本橋三越本店で始まった。10回目の今年は、91人187点の絵画や写真が展示され、この日は女優安達祐実(26)や叶姉妹らがトークイベントを行った。テープカットを行った安達は、中学時代の油絵3点を見て「飽きっぽいので、下地が乾く前に色を塗りました。1時間で描きました」と振り返った。叶姉妹の作品は、姉恭子が美香の体に絵の具を塗ってキャンバスを押しつけた「女拓」で、恭子は「美香さんのボディーパーツがアート」。コント集団、ザ・ニュースペーパーの一員で、小泉純一郎元首相の物まねで知られる松下アキラは、看板やパネル職人だっただけにプロ並みの作品だった。ほかに北野武、市川団十郎、松本幸四郎らの作品が展示されている。同所では27日まで、5月以降大阪、静岡、金沢などで開催予定。