中村勘三郎(53)が4日、平成中村座に初出演する片岡仁左衛門(64)とともに都内で会見した。5年ぶりの平成中村座は浅草寺境内仮設劇場で10・11月の2カ月公演。

 10月は「仮名手本忠臣蔵」(2~26日)をA(大序・三・四段目=判官・勘三郎、由良之助・仁左衛門)B(五・六・七・十一段目=由良之助・仁左衛門、勘平・勘三郎)C(大序・二・三・八・九段目=本蔵・仁左衛門、戸無瀬・勘三郎)D(五・六・七段目=由良之助・中村橋之助、勘平・中村勘太郎)の4つのプログラムで上演する。

 仁左衛門は「前から出たかった。入場料は安かったと思ってもらえるよう一生懸命やります」。勘三郎は「松島屋の兄貴(仁左衛門)が出てくれてうれしい。松島屋は血液型O型で、僕や息子たちもO型。これが本当のO(オー)歌舞伎だよ」。11月は「法界坊」を上演。