合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された押尾学容疑者(31)と妻で女優矢田亜希子(30)が離婚したことが7日、分かった。矢田の自筆サイン入り文書で発表したもので、3日の押尾容疑者の逮捕後に離婚届を提出して2年8カ月の夫婦生活にピリオドを打った。

 ファクスでマスコミ各社に送られた文書によると、矢田は「彼の女性関係や価値観の違いから別居状態が続いておりました。別居していながら離婚には至っておりませんでしたが、今回の事件を受け、周囲の方々や息子への影響を考え決意した次第です」と経緯を説明した。離婚届を提出した時期は明らかにしていないが、関係者によると、押尾容疑者が3日に逮捕された後、7日までに提出したという。

 逮捕後の4日、矢田の事務所が文書を発表し、約半年前から押尾が川崎市の自宅マンションを出る形で別居していたことを明かしていた。離婚届は押尾容疑者の逮捕前にいつでも出せる状態で矢田が持っていたという。別居はしても離婚への踏ん切りがつかなかった矢田だが、今回の逮捕を受けて自宅が家宅捜索されるなどした。矢田も長男(1)との平穏な生活を守るために離婚を決意した。

 さらに矢田は「離婚したとはいえ、元夫・押尾学が大変お騒がせいたしまして、本当に申し訳ございませんでした。心よりおわび申し上げます」とつづり、「突然のことでただただ動揺している状態なので、このような形で発表させていただくことをお許し下さい」と会見の予定はないという。2人は06年11月に周囲の反対を押し切って結婚し、07年11月に長男が誕生。矢田は今年1月に2年半ぶりに仕事復帰していた。

 [2009年8月8日9時34分

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