女優沢尻エリカ(24)が、今月中にエイベックスとマネジメント契約を結ぶことが8日、分かった。ハイパーメディアクリエーターで夫の高城剛氏(46)との離婚問題が決着せずに、芸能活動を本格的に再開できない状況が続いていたが、いよいよ女優として、歌手として動きだすことになりそうだ。

 沢尻の落ち着き先が、ようやく決まった。マネジメント契約を結ぶのは、4月下旬に離婚の意思と、芸能活動再開を表明したときから、候補に浮上していたエイベックスだ。複数の関係者によると、今月中の正式発表に向けて、準備が進められているという。

 沢尻が、4月下旬に電撃的に離婚の意思を表明したのが、騒動の始まりだった。それまでの沢尻は夫の高城氏とスペインに個人事務所を設立し、公私ともに二人三脚の状況だった。そのため、離婚して初めて沢尻の所属事務所が決まり、本格的に芸能活動を再開させるものと見られていた。

 しかし、高城氏は、海外に行ったきり。離婚が成立しない中ぶらりん状態になって、はや4カ月がたった。沢尻は、5日に都内のセレクトショップ「Kitson」を訪れた際に、「(早く離婚したい?)当たり前じゃ~ん」と、変わらぬ希望を明言した。一方である関係者は「今の沢尻さんは仕事と離婚問題を分けて考えているということ」と話した。スペインの個人事務所に拘束力があるか否かの問題も浮上していたが、法律問題に詳しい別の関係者も「3月に個人事務所を設立しながら、半年間も一方的にマネジメント業務を放棄していたとしたら、拘束力を持ち得ていると言えない場合もあるでしょう」と解説。契約に関する諸問題が、すでに解決している可能性も高い。

 離婚騒動後からの4カ月間は、沢尻本人が出演交渉してきた雑誌のグラビアやインタビュー、ファッションショーのゲスト出演だけで、本格的な芸能活動とは言えなかった。しかし、エイベックスとの契約が整えば、念願だった女優、歌手業の再開も可能になる。4、5日に久々にファンの前に現れた沢尻は終始笑顔だった。これまでの出口が見えなかった状態とは違い、CD発売や映画・ドラマ出演なども、決まっていくことになりそうだ。

 [2010年9月9日12時3分

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