来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」(1月6日スタート、日曜午後8時)の出演者発表が11日、都内の同局で行われた。綾瀬はるか(27)が演じる主人公の夫、新島襄をオダギリジョー(36)が演じることになった。

 共演者とともに会見したオダギリは「『じょう』という名前に興味が湧いた」と話した。同志社大創設者としても知られる新島だが、若いころに米国文化に感銘を受け、命がけで渡航した。船中では米国人に「ジョー」と呼ばれていたという。

 今は新島について本などを読んで勉強中だという。綾瀬演じる妻の八重は、戊辰(ぼしん)戦争で男装して奮戦した八重。豪快な性格から「悪妻」とも評された。オダギリは「勉強不足の答えかも知れませんが、米国の自由な空気に感化され、新しい女性の形として、八重を好きになったのでしょう」と自分なりのとらえ方を示した。さらに「イメージを壊さず、かつ自分なりの新島襄を描けるように頑張りたい」と抱負を語った。

 綾瀬とは初共演。その印象については「テレビで拝見し、かわいらしく思っていた。これから仲良くなりたい」。綾瀬も「ジョーつながりでうれしくなった」と笑顔を見せた。