シンガー・ソングライター大江千里(52)が一般女性と結婚していたことが9日、分かった。相手の年齢や国籍など詳細は明らかにしていない。大江は初婚。ニューヨークでジャズピアニストの勉強をするため、国内での音楽活動休止を発表し、08年に渡米。現在もニューヨークに長期滞在中だ。周囲には、20年前に出会った女性と話している。また、渡米後にお互いの関係に不安を抱いた時期もあったが、自分の頑張りを相手が認めてくれるようになったとも説明している。関係者は「渡米したころに結婚したのでは。お子さんはいないようです」と話している。

 デビューから30年。多才さを武器に息の長い活動を続けてきた。84年初出演したCMで使ったCM曲「十人十色」でブレーク。91年ドラマ「結婚したい男たち」主題歌「格好悪いふられ方」などヒット曲は多数。

 大物歌手への楽曲提供でも知られる。渡辺美里(46)に提供した「10

 years」「夏が来た!」などが大ヒット。2人のタッグは当時「プラチナコンビ」と言われた。光GENJI「太陽がいっぱい」の作詞作曲、松田聖子「Pearl-White

 Eve」の作曲も担当した。

 俳優として88年「君が嘘をついた」など連ドラに出演、90年映画「スキ!」では主演。NHK「トップランナー」司会も4年間務め、マルチな才能を発揮してきた。昨年はジャズピアニストとして日米でアルバムを発売した。プライベートを明かさない大江だが、人知れず人生の伴侶を得ていた。

 ◆大江千里(おおえ・せんり)1960年(昭35)9月6日、大阪府生まれ。関西学院大経済学部在学中の83年シングル「ワラビーぬぎすてて」とアルバム「WAKU

 WAKU」でデビュー。べっ甲縁のメガネがトレードマークだった。「REAL」「YOU」「dear」「GLORY

 DAYS」などヒット曲多数。08年にジャズピアニストを目指し渡米。昨年名門校ニュー・スクール卒業。同年ジャズピアニストとして全米デビュー。