「第22回詰将棋解答選手権」の最上位クラス「チャンピオン戦」が30日、東京都内と大阪府高槻市の東西2会場で行われた。プロ棋士をはじめ、女流棋士、プロ棋士養成機関「奨励会」会員、アマチュアの計100人が参加した大会は、大阪会場で参加した藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・期生=22)がただ1人、10問全問正解の100点満点で、宮田敦史七段に並ぶ最多タイの6度目の優勝を果たした。東京会場では奨励会員の岩村太凛太朗三段(18)が91点で2位となった。
岩村は、最長37手詰めの最終10問目でつまずいた。前半5問(各10点)は50点、後半も4問までは解けていた。10問目は部分点の1点だけだった。一般戦を含めた出場で、過去最高の成績を挙げた。
「前半の3問目(斎藤慎太郎八段作の21手詰め)が難しかった。最初は緊張して手が震えましたが、時間とともに集中できました」。
2年前までは詰め将棋も作っていた。作るのも解くのも好きという得意分野で、行方尚史九段や広瀬章人九段、佐々木勇気八段といった一線級を上回った。「最後の問題を解けた藤井先生は次元が違います」と脱帽していた。
4月から始まる三段リーグでの四段昇段(プロデビュー)と、次回のこの大会での満点が25年度の目標になる。

