大阪府知事や大阪市長を歴任した弁護士の橋下徹氏は31日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に生出演。勤務実態のない人物を公設秘書として届け出た上で国から支払われる公設秘書の給与をだまし取っていた疑いで、関係先が東京地検特捜部の強制捜査を受けた石井章参院議員(日本維新の会を除名)の事件をめぐり、「不祥事の大元は、ルールなき飲み食いです。すべての組織に通じます」と言い切った。
橋下氏は以前から、永田町での「ルールなき飲み食い政治」について厳しく批判してきた。「どの報道を見ても、また政治とカネの問題が繰り返されるのかと。だいたい、秘書給与の問題は何度も捜査対象になっているし刑事罰になったケースもある。どうしたらいいんだと言うんですけど、根底はルールを守る順法意識というところが、民間企業もそうなんですが、ルールなき飲み食いが横行しているというところは、ちょっとした飲み食いのルールを守れないところから、どんどんルール違反が重なってきている」と持論をまじえながら指摘。「秘書給与の不正受給なんてやるはずがない。どこかで歯止めがかかるはずなのに、感覚がまひしちゃうんですよね」とした上で、「大きな不祥事の根底には小さな事故だったり事故未遂だったり、相当なルール違反が重なってきた、最後に大きな不祥事が起きる」として、かねて主張する「ハインリッヒの法則」に再言及。「大きな不祥事だけを見てもしょうがない。根底を変えないといけない」と訴えた。
その上で「政治家の政治とカネの問題が尽きないのは、永田町の世界と民間が決定的に違うのは、なんで飲み食いにルールをつくらないのか(ということ)。これを言うと『政治は飲み食いがすべて』と言うんだけど、飲み食いは否定しませんが、民間企業がガバナンス強化をやる時、いの一番はまず、この飲み食いのルールをしっかり定めるということを言っているのに、政党がそれをやらない」と苦言を呈した。
「もうそろそろ、政党法をしっかりつくって、ガバナンスコードを自ら定めることが、国会議員の第一の使命だと思いますね」とも訴えた。
石井氏は29日、今回の事態を踏まえ議員辞職する意向を明かしている。

