アルピニスト野口健氏(52)が6日までにX(旧ツイッター)を更新。福岡市の企業が、岩手県大船渡市内で計画していた大規模な太陽光発電施設、メガソーラーについて4日、人件費の高騰などを理由に計画を中止すると発表したことに言及した。

「一つが救われました。中止に至るまでの道のりを想像すれば声を上げた方々の諦めない気持ちに頭が下がる思いです」と書き出した。その上で「一つが救われれば、それは二つにも三つにもなる。一つを救うとはそういう事です。感謝、感謝、感謝です」と締めくくった。

野口氏は、北海道にある日本最大の湿原「釧路湿原」付近でメガソーラー建設が進められている現状を受け、自身が計画している建設予定地視察への同行や連携を呼びかけている。

ラムサール条約に登録されている釧路湿原は、国の特別天然記念物でもあるオジロワシの巣やタンチョウのひなが確認されるなど、希少な動植物が生息する日本最大の湿原。野口氏はこの湿原付近で相次ぐメガソーラー建設についてXで問題提起してきた。

先月17日には、釧路市を拠点に希少猛禽類の保護活動などを行っている「猛禽類医学研究所」の齊藤慶輔代表が公開した「環境省釧路湿原野生生物保護センターのすぐ横で進められているメガソーラー建設の様子」を撮影した動画を引用し、「8月下旬からヒマラヤに行きますが、戻ってこられたらここに訪れたい。映像ではなくこの悲劇的な惨状をしかとこの目で確かめたい。こんな事が果たして許されるのか」と投稿。「釧路でメガソーラーの有りように対し『全国大会』を開催するのもありではないか」との案も示していた。