将棋界の50代以上のベテラン棋士が熟練の技を見せる、第3回達人戦立川立飛杯準々決勝第3局、羽生善治九段(55)対屋敷伸之九段(53)が6日午後3時40分から東京都立川市「立川ステージガーデン」で始まった。振り駒の結果、屋敷が先手、羽生が後手で矢倉に進行した。

屋敷は今回初めて本戦入り。1990年(平2)8月の第56期棋聖戦で当時の史上最年少記録となる18歳6カ月で初めてタイトルを獲得した。20年7月に藤井聡太棋聖(現6冠)が17歳11カ月で初めてタイトル獲得して史上最年少記録を更新するまで、破られていなかった。

一方の羽生は棋士になって40年。先月26日に前人未到の通算1600勝を達成した。タイトル獲得99期とともに断然トップの記録だ。89年12月には19歳3カ月で初タイトルとなる竜王を獲得。当時の史上最年少記録だったが、わずか1年後に屋敷に更新された。そんな若かりし頃からの記録男同士がぶつかった。

すでに準々決勝は2局終了した。森内俊之九段(55)が行方尚史(なめかた・ひさし)九段(51)、郷田真隆九段(54)が谷川浩司17世名人(63)をそれぞれ下してベスト4に進出。勝った両者は7日、同所で行われる準決勝で対戦する。 6日の準々決勝第4局では、佐藤康光九段(56)対丸山忠久九段(55)戦が行われ、羽生対屋敷戦の勝者とこちらの勝者が猛一方の準決勝でぶつかる。

この公式戦は持ち時間各30分、使い切ると1手30秒未満で刺さなければいけない早指し戦。