自民党総裁の高市早苗首相(64)は26日、衆院選(27日公示、2月8日投開票)を前に都内で開かれた日本記者クラブ主催の党首討論会で、19日の記者会見で衆院選の勝敗ラインを「与党で過半数(233議席)」と、いささか低い水準を掲げていることに疑問を呈され、「過半数より少しでも、多くの議席をたまわりたい」と述べ、与党で過半数を上回る議席獲得に意欲を示した。
クラブ側との質疑応答で、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏の質問に答えた。
橋本氏は「衆院解散は極めて重い責任だし、大義への批判もあるにもかかわらず、勝敗ラインが与党で過半数と、今とあまり変わらない。しかも、年度内成立を犠牲にするまでして、(解散総選挙を)やるからにはおかしな話」と、勝敗ラインの低さを指摘。「自民党の(古屋圭司)選対委委員長は『自民で過半数』と言っている。そうであるなら、(勝敗ラインを上げるよう)見直す気はないのか。(現状では)保身的に聞こえる」と批判的に問うた。
これに対し、高市首相は「与党で過半数は控えめかも知れない」とした上で「(現状の議席では)1人、2人欠席したら、大事な法律案も通らず、議席は不安定だ。(昨年の)臨時国会は大変だった」とした上で「一定の支持をいただかないといけない。過半数プラス1ではだめでしょう。過半数よりも、今より少しでも多く、議席をたまわりたい」と述べた。
ただ、「自民党で過半数とは申し上げていない」として、「自民で過半数」の目標設定には、慎重な立場を崩さなかった。

