<1>07年・3連単973万9870円=優勝馬ピンクカメオ

07年のNHKマイルCを制したピンクカメオと内田博幸騎手(右)
07年のNHKマイルCを制したピンクカメオと内田博幸騎手(右)

ブービー人気のピンクカメオが勝利し、3連単973万円超の超高額払戻金となった。前走の桜花賞で14着に敗れており、NHKマイルCでは18頭立ての17番人気。当時は大井所属だった内田博幸騎手が初コンビを組み、雨の中、直線で豪脚を発揮して差し切りV。人馬ともにJRA・G1初制覇となった。

半馬身差の2着が1番人気のローレルゲレイロ、3着は18番人気のムラマサノヨートーが入る大波乱。単勝は7600円、3連複は122万1770円、3連単は973万9870円で当時JRA重賞史上最高配当を記録した。


<2>09年・3連単238万1660円=優勝馬ジョーカプチーノ

09年NHKマイルCを制したジョーカプチーノと藤岡康太騎手(右)
09年NHKマイルCを制したジョーカプチーノと藤岡康太騎手(右)

10番人気のジョーカプチーノが快勝した。2番手から直線で早めに抜け出すと、後続を2馬身離して押し切る強い勝ちっぷり。レースレコードも記録した。デビュー3年目の藤岡康太騎手、管理する中竹和也調教師にとってもこれがうれしいG1初勝利となった。

2着が5番人気のレッドスパーダで、3着が13番人気のグランプリエンゼルという大波乱。3連複は31万8540円、3連単は238万1660円となった。


<3>22年・3連複41万6750円=優勝馬ダノンスコーピオン

22年NHKマイルを制したダノンスコーピオン(奥)。左は3着のカワキタレブリー
22年NHKマイルを制したダノンスコーピオン(奥)。左は3着のカワキタレブリー

川田騎手が乗った4番人気のダノンスコーピオンが勝利した。大外枠から道中は中団外めを追走。抜群の手ごたえで直線に入ると力強い伸びを見せ、3番人気のマテンロウオリオンの追撃を首差しのいだ。

3着に最低人気(18番人気)のカワキタレブリーが入ったことで、3連複は41万6750円、3連単は153万2370円の高配当に。なお、1番人気のセリフォスは4着に敗れた。