<1>ワールズエンド(阪神11RアーリントンC・15時30分発走)

2月4日、新馬戦を制したワールズエンド(左)
2月4日、新馬戦を制したワールズエンド(左)

キャリアはわずか1戦だが父、母、そして姉と阪神コースに高い適性がある。

まず、アーリントンCの過去10年を見ると、父ロードカナロアの産駒は【2・1・1・4】で種牡馬唯一の複数勝利。複勝率も50%を誇る。昨年以降の阪神芝1600メートルでも単独最多の7勝。阪神芝マイルへの高い適性は疑いようがない。

母リラヴァティは16年マーメイドSを勝ち、3歳時にはチューリップ賞、ローズSで3着という阪神巧者。半姉ストゥーティもチューリップ賞で3着がある。新馬戦は京都で勝ったが、阪神でこそ楽しみな1頭だ。


<2>セイロンジェムズ(中山9R山藤賞・14時25分発走)

2月3日、新馬戦を制したセイロンジェムズ
2月3日、新馬戦を制したセイロンジェムズ

前走からの距離延長は歓迎だ。父レイデオロは、昨年以降の中山芝2000メートルで【4・1・4・18】。複勝率33・3%は産駒20頭以上を出走させた種牡馬で3位タイだ。

母シンハライトは16年桜花賞2着、オークス1着。距離が延びて良さが出るタイプだった。

横山武騎手は同じく【10・6・3・27】で勝利数は2位。今回騎乗する騎手では最多勝だ。後押しデータがそろった良血馬の快進撃がここから始まる。


<3>プッシュオン(阪神9R明石特別・14時15分発走)

2月11日、春日特別2着に敗れたプッシュオン(右)。左は勝ったココナッツブラウン
2月11日、春日特別2着に敗れたプッシュオン(右)。左は勝ったココナッツブラウン

父キズナの産駒は、昨年以降の阪神芝1800メートルで6勝。種牡馬別でトップタイの好成績だ。

今回の鞍上・坂井騎手は昨年以降、前走2着馬に騎乗した時は39勝。連対率44・4%、複勝率59・3%を記録する。

母はドイツ産で、芝2400メートルの米G3を勝っており、まだまだ出世が見込める血統だ。


【先週土曜の結果】

<1>グラングスト

阪神7R 8着(4番人気)

<2>トールキン

福島10R花見山特別 12着(7番人気)

<3>プラティクレール

中山12R 15着(1番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。