【新潟11R・アイビスサマーダッシュ】

◎(17)シンシティ

〇(6)マリアズハート

▲(5)ロードベイリーフ


JRA全重賞139レース(平地129、障害10)中、唯一の直線1000メートル戦であり、最も枠順発表を気にせざるを得ないのがアイビスSDです。

近年は夏の新潟開幕週に固定されていることもあり、勝ちパターンはダッシュ良く外ラチ沿いを確保しつつ、途中で息を入れて残り200メートルで突き放すという乗り方。ここ10年でもハクサンムーン、ライオンボス、ジョーカナチャンの3頭が逃げ切りを決めていて、2着にもネロ、フィドゥーシア、ラブカンプー、ライオンボスが入っているので、レース名通りダッシュ力のある馬に圧倒的に有利な舞台と言えそうです。

今年の出走馬18頭でハナに行きたいのはライオンボス、スティクス、マウンテンムスメ、◎シンシティあたりでしょうか。この4頭で前半2ハロンを最も速いペースで走ったことがあるのがライオンボスの21秒7(3年前の韋駄天S)。ライオンボスは他にも2回2ハロン21秒台のラップを刻んでおり、千直9戦で3回が21秒台です。ただ58キロや57・5キロを背負っては21秒台は1回もありませんし、今年は1枠1番を引いてしまっては千直【4・3・0・2】のベスト条件でも苦しいとみます。

マウンテンムスメは22秒4(1着)と22秒0(4着)の2回だけですし、4着時は48キロの軽量での結果だけにこの相手では苦しいでしょう。

スティクスと◎シンシティは今年の韋駄天Sで共に21秒9のラップを踏み、10着と3着で0秒5の差がついているので、どちらが上かは明らかだと思います。

◎シンシティは前走韋駄天Sが初芝だった上に枠順も16頭立ての5番枠でした。ダートでも逃げると【4・0・2・1】、逃げられないと【0・0・0・3】の極端な成績ですので8枠17番枠に入った今回は重賞制覇のチャンスとみます。

〇マリアズハートは千直2戦2勝。ただ2回共に8枠を引けた幸運もあったので6番枠の今回はどこまで馬群をさばくかでしょう。

▲ロードベイリーフは韋駄天Sでは上がり32秒2の末脚で◎シンシティを首差かわして2着好走。勝った〇マリアズハートより0秒2速い上がりを使いました。当時は12番枠で今回は5番枠なので有利ではありませんが、決め手を生かせばここでも好走可能だと思います。

他では昨年の覇者オールアットワンスは負担重量が3キロ増えるのと3番枠が疑問ですし、昨年4着のトキメキも当時0秒7差は千直では離され過ぎの感が否めません。


馬連(17)-(6)(5)

3連複(5)(6)(17)

3連単(17)(6)(5)、(17)(5)(6)計5点×2000円=1万円



【札幌11R・クイーンS】

◎(2)ローザノワール

〇(10)ウォーターナビレラ

▲(3)ホウオウピースフル


クイーンSで最も印象に残っているのは2003年のレースで、1番人気はファインモーション(1・4倍)、2番人気がテイエムオーシャン(4・5倍)、3番人気がダイヤモンドビコー(9・7倍)、オースミハルカは35・2倍の7番人気でした。ファインモーションはG1・2勝を含む6連勝が有馬記念5着で途切れての休み明け。テイエムオーシャンはG1・3勝馬で前年の札幌記念勝ちもあるコース巧者。ダイヤモンドビコーも重賞4勝の強豪ですが、斤量が58キロ、59キロ、58キロと3頭だけが飛び抜けて背負わされていました。4番人気はヤマカツリリー(10・4倍)で桜花賞、オークス共に4着好走。3歳馬なので52キロだったのも魅力的でした。

オースミハルカも52キロ。チューリップ賞では後の3冠馬スティルインラブを破っていましたが桜花賞6着、オークス10着だったので妥当な人気だったかもしれません。

結果は前半5ハロン1分1秒4のスローで逃げたオースミハルカがファインモーションを首差押し切り勝ち。3着がテイエムオーシャン、ダイヤモンドビコーが4着、ヤマカツリリーは9着でした。

言えるのは6~7キロの斤量差は大きいことと、逃げてペースを握ることは断然有利ということ。今年は3歳〇ウォーターナビレラが52キロで人気でも逆らえないでしょう。オークスは距離が長く13着でしたが桜花賞は勝ったかとも思われた鼻差2着。3歳馬の強さを考えれば断然人気でも仕方がないと思います。

ただここには同じ3歳馬で1度は51キロで出走可能になったウインエクレールの登録があって結局土曜日の自己条件に回りましたが、ウインアグライアを回避させたことが単騎で行きたい◎ローザノワールにとってはかなり有利に運べるとみて本命視します。

昨年は雨が降る中5ハロン59秒9の逃げを打って0秒4差6着でしたが、しんがり12番人気でのものでした。前走ヴィクトリアMも18番人気でよもやの4着。今回は人気でしょうが、すんなりならば押し切りも十分だと思います。

上位2頭は同格にして3番手は▲ホウオウピースフル。ブラストワンピースの半妹にして3歳時はフローラS2着もありましたが、その後9戦して馬券圏内なし。それが前走巴賞では牡馬相手に差し切り勝ちと復活を遂げました。ここも55キロなら3着までには持って来られるとみています。


馬単(2)=(10)

3連複(2)(3)(10)

3連単(2)(10)(3)、(10)(2)(3)


計5点×2000円=1万円

2レーストータル2万円

(先週までマイナス41万7700円。回収率30・38%)