【阪神11R・マイルCS】

◎(6)ソダシ

○(11)ソウルラッシュ

▲(8)ロータスランド

☆(12)ホウオウアマゾン

先週のエリザベス女王杯はメイショウマンボが勝った2013年以来9年ぶりに重馬場で行われました。今週も阪神競馬場は日曜日の午前中から雨の予報が出ていまして、ただでさえ伸びないインがさらに悪くなる可能性があります。マイルCSは過去38回で重馬場で行われたことが1回もなく、シンコウラブリイが勝った1993年は不良馬場。他にやや重だったのが2011年(エイシンアポロン)、2012年(サダムパテック)、2017年(ペルシアンナイト)と3回ありました。今年は雨量もやむタイミングも読むのは難しいですが、スピード勝負にはならないとみて予想することにします。

◎ソダシは阪神芝1600メートルのレコードホルダーなので時計勝負になった方が持ち味は生きるとは思いますが、馬場は悪くなっても問題なく走れると考えています。クロフネ産駒には道悪巧者が少なく、大跳び走法の◎ソダシは道悪には向かないと考えていた時期もありましたが、今年の函館記念で◎ソダシのいとこに当たるハヤヤッコ(57キロ)が2分3秒6、上がり38・3秒もかかる重馬場で、道悪の鬼でもあるマイネルウィルトス(56キロ)を抑えて勝ち切ったのを見て考えを改めました。サンデーサイレンス産駒の白毛の祖シラユキヒメに、キングカメハメハ→クロフネの順に配合したのが◎ソダシで、クロフネ→キングカメハメハの順なのがハヤヤッコなのでほとんど同血統と言えます。切れ味勝負では分が悪い◎ソダシにとって瞬発力に優れた馬が苦しむ道悪馬場が向かないわけがないと思います。さすがに騎手もインが伸びないことは百も承知でしょうし、先行馬は内を回らなくてはならないなどというルールはないので外伸び馬場でも全く問題はないです。

相手は今年のマイラーズCでやや重馬場の中、4角13番手から差し切った○ソウルラッシュ。5ハロン57・5秒と馬場を考えれば速いペースで逃げたベステンダンクが0・4秒差4着、離れた2番手だった☆ホウオウアマゾンが0・1秒差2着、4角3番手だったファルコニアが首差3着という前残りになりそうなところを唯一豪快に伸びた脚はかなり目立ちました。近年阪神のマイルG1で重馬場になった例は少なく2年前の桜花賞くらいしかありませんが、当時も5ハロン58・0秒、上り38・1秒というハイペースながら逃げたスマイルカナが3着、2番手レシステンシアが2着という前残り決着に近い中、デアリングタクトが4角12番手から差したように何かしらは追い込んで来るので○ソウルラッシュが最も当てはまる馬と見ます。▲ロータスランドも陣営が軟らかい馬場になってほしいとコメントする道悪【1・2・0・0】の巧者で、昨年の米子Sも重馬場での勝利でした。その次走関屋記念では54キロを背負って56キロ・カラテ、51キロ・ソングラインに勝ち切ってサマーマイルチャンピオンにもなりました。昨年のマイルCSはスローの切れ勝負に全く対応出来ず9番人気12着でしたが、阪神5勝(うち1600メートル3勝)ですし、渋ればチャンスは大きいとみています。

☆ホウオウアマゾンも阪神マイル【2・3・0・2】、道悪【2・0・0・0】、昨年は逃げて0・4秒差5着と好走していますので馬場が悪化しそうな今年はもっとやれそうです。

人気になりそうな昨年の2着馬シュネルマイスターは昨年の弥生賞で2着に敗れた際にルメール騎手が緩い馬場は得意ではないとコメントしていましたし、曽祖母が共通する同じドイツ血統のサリオスも道悪を苦手にしています。

馬連(6)(11)

3連複(6)(11)-(8)(12)

3連単(6)(11)(8)、(6)(11)(12)

計5点×3000円=1万5000円



【東京11R・霜月S】

◎(14)ドライスタウト

○(10)ナンヨーアイボリー

▲(11)ファシネートゼット

10月30日現在のダートリーディングサイヤーはヘニーヒューズ(69勝)、次いでロードカナロア(56勝)、ドレフォン(55勝)、シニスターミニスター(53勝)、ドゥラメンテ(49勝)、キズナ(45勝)と続きますが、最も勝ち馬率が高いのはシニスターミニスターの36・8%でキングカメハメハ(35・3%)ディープインパクト(35・1%)をも上回っています。そのシニスターミニスター産駒の期待馬が半年ぶりの出走となる◎ドライスタウトで、2戦目オキザリス賞の勝ちっぷりは際立っていました。5馬身差をつけた相手には現オープン馬が1頭(クロジシジョー)、現3勝クラスが5頭(ヴァルシャーツァル他)含まれています。その次走全日本2歳優駿でもコンバスチョン(ヒヤシンス賞)、セキフウ(UAEダービー2着)などを寄せつけませんでした。ここは人気でも1着固定にします。相手は先行馬には苦しい展開になると予想して決め手のある○ナンヨーアイボリーと▲ファシネートゼットに絞りたいと思います。○ナンヨーアイボリーはロードカナロア産駒で▲ファシネートゼットはヘニーヒューズ産駒です。

馬連(14)-(10)(11)

3連複(10)(11)(14)

3連単(14)(10)(11)、(14)(11)(10)

計5点×1000円=5000円

2レーストータル2万円

(先週までマイナス70万100円。回収率23・9%)