22日に行われた韓国クラシックの最終戦、農林畜産食品部長官杯はグローバルヒットが内から抜け出して3馬身差の完勝。韓国ダービーに続いてキム・ヘソン騎手(34)が落ち着いた騎乗で2冠を達成した。これに「すごい。自分のことのようにうれしいです」と声をはずませたのが高知の宮川真衣調教師(35)だ。
騎手時代に11年3月から約1年ほど韓国で騎乗。その時から仲がいい。「年が近かったこともあって一緒にジムに行ったり。自分は1人での海外生活。すごく助けてもらいました」。だが仕事では「真衣には負けたくない」と言われたという。1歳差だが、キャリアでは4年ほど先輩。遠征時すでに騎手として350勝を挙げていた師に対して、まだ20勝にも届いていないデビュー2年目の後輩が負けん気をのぞかせた。「ストイック。努力家だなと思いましたね。ハートが強いなと。男性騎手に負けていなかった」と懐かしむ。
それから12年。すっかり韓国の女性騎手の第一人者となった後輩が今秋の調教師試験に向けて休養すると聞いた師は「こんなに乗れているのに?」と驚いた。将来は調教師として交流競走で対戦か。「そうなればいいですよね」。ひと足先に調教師となった先輩がエールを送った。【牛山基康】



