「やっとスタートラインに立ったので、焦らず続けていきたい」。17日に発表された騎手免許試験の新規合格者の1人、大井の西優哉騎手(26=沢)は6回目の受験だったという。騎手課程を修了した候補生ではなく、厩務員からの転身。大井の現役では6人目となる、いわゆる一発試験での地方競馬の初免許取得だ。
もともと候補生だった。同期は大井の現役では仲原騎手、吉井騎手。18年4月のデビューを目指していたが、競馬場実習まで進んだところで体重を落とせなくなった。だが、牧場で1年半ほど働くと、騎手になりたい気持ちが再燃。大井に戻り、調教専門の厩務員となった。「多い日は限度の20頭、平均で18頭ぐらいに乗せてもらっています」。昨年は東京ダービー3着などのシーソーゲームの追い切りにも騎乗した。「馬の動きを邪魔しないで乗れるジョッキーを目指したい。馬の気持ちを理解して乗るのは得意だと思っているので」。遠回りした分、その経験が自信になっている。
勝負服は「胴白、黒鋸歯形、袖黒、赤一本輪」に決めた。地元の長野県上田市の名将、真田幸村から六文銭をイメージしたデザインも考えたが、最終的には甲冑(かっちゅう)を模したという。初陣を飾れるか。4月13日からの次開催でデビュー予定だ。【牛山基康】



