エリザベス女王杯でG1初制覇を飾ったジェラルディーナ(牝4、斉藤崇)は、Cウッドでのキャンターで調整した。夜明け前の月明かりに照らされ、充実の馬体は目を引いた。

斉藤崇師は「いつも通りの感じですね」と、好調キープをアピールした。父母合わせてG1・13冠という超良血。母ジェンティルドンナは引退レースとなった14年のグランプリ覇者。その娘には、史上初の有馬記念母子制覇の偉業もかかる。

担当している団野助手は「いつも通り力強い走りで、いい意味で変わっていないですよ。今週水曜の追い切りもこれまでと同じルーティンで、前に行かせて後ろから突いてもらう感じでやると思う。いい感じでレースにいけると思いますよ」と、力を込める。ついに開花した良血が、年末の大一番でも輝きを放つ。【奥田隼人】