イクイノックス(牡3、木村)が制し、天皇賞・秋に続くG1連勝を果たした。鞍上はクリストフ・ルメール騎手(43)で勝ちタイムは2分32秒4。17年覇者の父キタサンブラックとの父子制覇を果たした。

タイトルホルダーが逃げる展開。中団の外を走り、直線は馬場の真ん中を豪快に抜け出した。勝利に導いたルメール騎手はインタビューで開口一番「メリークリスマス。ブラボー、ブラボー、ブラボー」とハイテンション。「2度あることは3度あります。ハーツクライ、サトノダイヤモンド、今日もクリスマスでした」と自身3度目の有馬記念制覇がすべてクリスマス=12月25日であることを喜んだ。

「いいスタートをして、ちょっと引っ掛かって我慢しなければいけなかったですけど、すごくいい脚を使ってくれました。一番強い馬です。最初から能力を見せてくれていましたが、キタサンブラックの子でまだクラシック(皐月賞、ダービーともに2着)の時は大人じゃなかった。来年も楽しみです。お客さんが多かったので、気持ちはすごくいいです。イクイノックスの応援、ありがとうございました」と胸を張った。

2馬身半差2着には菊花賞2着馬で有馬記念ラスト騎乗となった福永騎手のボルドグフーシュが入り、3着に母ジェンティルドンナとの母子制覇を狙ったジェラルディーナが入った。

連覇を狙ったエフフォーリアは5着。2番人気のタイトルホルダーは直線で失速し、9着に敗れた。

馬連(3)(9)1320円、馬単(9)(3)1770円、3連複(3)(5)(9)2520円、3連単(9)(3)(5)9740円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者発表のものと照合してください)