00年のダービーを制したアグネスフライト(牡26)が11日、老衰のために死んだ。年が明けてから起立不能となり、回復の見込みが立たないことから安楽死の処置が取られた。
サンデーサイレンス産駒で00年2月に長浜厩舎からデビュー。現役時代は14戦4勝。若草S、京都新聞杯連勝から臨んだダービーでは、武豊騎手が乗った皐月賞馬エアシャカールと鼻差の激戦を制し、河内洋騎手(現調教師)に初のダービータイトルをもたらした。祖母アグネスレデイーは79年オークス馬、母アグネスフローラは90年桜花賞馬で親子3代クラシック制覇を達成した。全弟は01年皐月賞馬のアグネスタキオン。
引退後は北海道浦河町の日高スタリオンステーションで種牡馬として供用。種牡馬引退後は北海道千歳市の社台ファームなどで繋養されていた社台ファームの東礼治郎場長は、「現役引退後は日高スタリオンで種牡馬生活を送り、種牡馬引退後は社台ファームに乗馬として引き取り、若いホースマンたちの指導役として活躍してくれました。乗馬引退後は2015年9月に社台ブルーグラスファームに移り、功労馬厩舎にてローエングリン、スカーレットブーケ、スティンガーたちと悠々自適な放牧生活を満喫しておりました。一昨年の夏に1度体調を崩した以外は健康状態に波がなく、ここまで丈夫に過ごしていました。年が明けて起立不能な状態に陥り、スタッフ一同懸命に治療を行い、回復を願ってきましたが本日とうとう力尽きました。26歳、最期まで立派でした。エアシャカールと体をぶつけ合いながらも鼻差で勝利をもぎ取ったダービーのゴールシーンは鮮明に脳裏に焼き付いています。祖母の代から3代続けてクラシックレースを制した血のドラマに感動しました。長きにわたり、我々と過ごしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。安らかに眠って欲しいと思います」とコメントした。

