2022年度のJRA賞授賞式が30日、都内ホテルで行われた。

川田将雅騎手(37)は、年間143勝で「最多勝利騎手」、勝率2割5分9厘で「最高勝率騎手」、獲得賞金31億5709万1000円で「最多賞金獲得騎手」を受賞。3部門の受賞により、史上4人目の「騎手大賞」も獲得した。

「長い間リーディングを目指して、頑張ってくる中で、戸崎さんが地方から移籍して来られリーディングを取り、ルメールさんが通年免許を取得しリーディングを取られる中で、あらためて日本人騎手として、JRAの生え抜きの騎手として、僕がJRAのリーディングを取り返したいという思いで、やらせていただきましたので、やっとここにたどり着くことができたのを本当にありがたく思いますし、と同時に3部門すべて取らせていただきまして、騎手大賞までいただけたことを毎週末本当にたくさんの有力馬の依頼ばかりいただきまして、本当に心から感謝しております。ありがとうございます」とコメントした。

昨年はG1でも3勝を挙げた。

「まあ、1年いろんな流れがある中で、いい時も悪い時もありましたが、本当に毎週末たくさんの有力馬の依頼を頂く中で大きなレースでも、有力馬ばかり乗せて頂いてますので、この3つしか取れなかったというところではあると思いますから、もっとしっかりと結果を出さなきゃいけなかったなと思っております」。

JRAのトップジョッキーとして今年目指すもの、目標については「やっとここまでたどり着くことができましたので、ちょっと1度この重荷を下ろさせていただきまして、もう少しノビノビと楽しく、仕事をしていけたらなと思っておりますが、与えて頂ける仕事をこれからも1つ1つ精いっぱい全うしていきたいなという思いです」と語った。