北斗盃、北海優駿に続く3歳3冠の最終戦は最低7番人気の伏兵プラセボ(せん、米川)が制し、初タイトルを手にした。エキストラ騎乗だった船橋所属の小杉亮騎手(35)はこれがデビュー15年目でうれしい重賞初制覇となった。勝ちタイムは1分56秒1(やや重)。

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これが最低人気の馬なのか-。2冠目の北海優駿で6着に大敗していたプラセボ。前走はC4クラスの条件戦で2着に6馬身差の圧勝だったものの、今回は単勝71・7倍の低評価にとどまっていた。

3番枠からスタートすると、抜群の行きっぷり。逃げた北海優駿覇者パッションクライをマークするように2番手で絶好の手応えのまま運ぶと、外から馬体を併せてきた北斗盃覇者ブラックバトラーの動きに反応し、先頭に並びかけた。4コーナーでは内パッションクライ、中プラセボ、外ブラックバトラーで3頭が競り合う展開になり、直線に入ると、パッションクライが脱落。最後は外から追いすがるブラックバトラーとの長いたたき合いを首差しのぐ劇的な幕切れとなった。

場内の実況アナウンサーは「なんと、プラセボ。小杉亮、してやったり。驚きました」と絶叫。殊勲の小杉騎手は「馬が気持ちの強さで最後まで頑張ってくれました。(自身の重賞初制覇は)この15年間、いろいろな事がありましたが、皆さんに支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びに浸っていた。

◆プラセボ ▽父 インカンテーション▽母 ベルガマスク(ネオユニヴァース)▽せん3▽馬主 伊達泰明▽調教師 米川昇▽生産者 サンシャイン牧場(北海道日高町)▽戦績 11戦4勝▽総収得賞金 1362万8000円