大問題だ-。先週日曜の仏1000ギニーで1位入線後、2着に降着となったシーズパーフェクト(牝3、C・フェローズ)のオーナー、バッシャー・ワッツ氏が降着の処分に対してフランスギャロに異議申し立ての準備を行っていることがわかった。12日、レーシングポスト電子版が報じている。
11日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われたフランスの牝馬クラシック初戦、仏1000ギニー(プールデッセデプーリッシュ、G1、芝1600メートル)は、英国から遠征したシーズパーフェクトが1位で入線したが、最後の直線で外へふくらみ、鼻差2位入線のザリガナの進路を妨害したとして、長い審議の末に地元フランスの1番人気馬ザリガナが繰り上がりで1着となり、シーズパーフェクトは2着降着となっている。
ワッツ氏はザリガナに騎乗していたミカエル・バルザローナ騎手が最後の直線でステッキを落とした後、素手で馬をたたいたことを「容認できない」と問題視。フランスギャロの規定ではレース中のムチの使用は4回までで、9回以上たたくと、失格になる規定がある。バルザローナ騎手はステッキを落とした後、12回ほど、右手で馬をたたいたことが映像で確認されている。ただ、フランスギャロの規定で、手の使用は規定されていない。
ワッツ氏は持論を展開。「ミカエルはムチで馬を2回たたき、最後の1ハロンでは手(右手)で12回もたたきました。これは到底受け入れられません。『手でたたいただけでは何も変わらない』と言う人もいるでしょうが、競馬のイメージを考えると、もし、これが私の馬の騎手だったら激怒しているでしょう。もしキーラン(シューマーク騎手)が最後の1ハロンで12回たたけていたなら、おそらくもっと差をつけて勝利していたでしょう。今回の件は大きな問題を引き起こすのではないでしょうか。ジョッキーがトラブルになり、負けているとき、ムチを放り投げて好きなだけ馬をたたくことができてしまう。クラシックはそんな風に勝つべきではありません。このスポーツで起こっているさまざまな出来事を考えると、どのように見られているかということを意識する必要があります。数秒の間に馬を(何度も)たたくようなことはいいイメージを持たれません」。2着降着になったシーズパーフェクトの今後について、フランスのクラシック2冠目になる仏オークス(ディアヌ賞)ではなく、英国のロイヤルアスコット開催に向かう可能性をちらつかせ、「多くのオーナーがフランスでふたたび出走したくないと強く思っています」と憤っている。

