4番人気のエキサイトバイオ(牡、今野)が馬群を割って抜け出し、管理する今野貞一調教師(48)とともにJRA重賞初制覇を決めた。5月に結婚を発表したばかりの荻野極騎手(27)は22年ジャンダルムで制したG1スプリンターズS以来、およそ3年ぶりのJRA重賞制覇を果たした。
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新婚の荻野極騎手が熱気を最大限に帯びた開幕週の福島で3年ぶりに重賞の表彰台に帰ってきた。
最内枠の利を生かし、初コンビを組むエキサイトバイオをぴったり内ラチ沿いに誘導。抜群の手応えで直線を迎えると、狭い間をこじあけながらパートナーを鼓舞し、先に抜け出したセンツブラッドをゴール前で並ぶ間もなく抜き去った。最終追い切りで好感触を得ていた鞍上は自信を持って騎乗した。「いい枠を引けましたし、手応え通り内を割って伸びてくれていい反応でした。ここにきて力を付けていると思います」と、大粒の汗をぬぐいながら会心の勝利を振り返った。
「背負うものが自分だけではなくなる。いいコンディションで競馬に向かえているし本当に良くサポートしてもらっている。感謝しかないです」。かねてから夫人への思いを明かしていた鞍上が結婚後初の重賞制覇を決めた。「勝ててホッとしました。けがしないのが何よりですが、結果を出すことができて一安心です。今後も頑張っていきたい」と重賞戦線での活躍を誓った。
開業14年目の今野師にとってもうれしい重賞初制覇となった。「今まで運がないと思っていましたが、今日は枠も良かったし、運が良かったですね。もう少し距離は長めでもいいと思う。まだまだこれからの馬。様子を見て考えたい」と厩舎に弾みがつく勝利を喜んだ。愛馬はしばし放牧に出て、さらなるビッグタイトル獲得を目指す。【井上力心】
◆エキサイトバイオ ▽父 レイデオロ▽母 アニメイトバイオ(ゼンノロブロイ)▽牡3▽馬主 バイオ(株)▽調教師 今野貞一(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 7戦2勝▽総獲得賞金 5462万4000円▽馬名の由来 興奮する+冠名

