今年の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日=パリロンシャン)は現地の前哨戦が1週前倒しされ、これまでと異なる臨戦過程の馬が増えているが、それでも過去5年のデータで見れば、絶対的に狙い目なのが「前走愛チャンピオンS組」だ。

20年は愛チャンピオンS4着から5番人気ソットサスが戴冠。21年は愛チャンピオンS2着の2番人気タルナワが本番も2着に好走した。22年は愛チャンピオンS3着の7番人気ヴァデニが2着。23年は愛チャンピオンS7着の13番人気オネストが3着に強襲した。昨年は愛チャンピオンS4着の6番人気ロスアンゼルスが3着に粘り込んでいる。

レパーズタウン競馬場の芝2000メートルと、パリロンシャンの芝2400メートルはまったく異なるコースだが、愛チャンピオンSには英インターナショナルSを走った馬や、英チャンピオンSを狙う馬、中距離路線の一流馬がそろいやすい。愛チャンピオンS組が5年連続で凱旋門賞の馬券圏内に入っていて、しかも5頭はすべて愛チャンピオンSで敗れた馬だった。

今年は該当馬が2頭いる。ともにアイルランド調教馬で愛チャンピオンS5着のホワイトバーチ(牡5、J・マーフィー)と愛チャンピオンS4着のホタツェル(牡3、J・ハリントン)だ。前者は昨年のタタソールズGCで名馬オーギュストロダンを破った実績がある。後者は昨秋に道悪のフューチュリティトロフィーで現在の中距離路線の最強馬の1頭、ドラクロワをねじ伏せている。愛チャンピオンSから挑んでくる2頭のG1馬。ともに人気薄だが、今年も馬券圏内突入、あるいは大金星があっていい。