凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日=パリロンシャン)へ向け、クリストフ・スミヨン騎手がコース解説を行った。フランスの競馬日刊紙「パリチュルフ」電子版が3日、伝えている。

03年にダラカニ、08年にザルカヴァで凱旋門賞を制しているスミヨン騎手は今年、英愛オークス馬ミニーホーク(牝3、A・オブライエン)に騎乗予定。2日夜に行われた凱旋門賞の開会セレモニーでコース解説を披露している。

「スタートから最初の200メートルで、できるだけいい位置を奪わなければいけません」

「勝ち目がないと思われる馬の後ろにはいないようにしなければいけません」

「できるだけパートナーをリラックスさせ、負担を少ないようにして、息を入れさせなければいけません。(最初の直線は)7、8メートル上る急勾配なので、力まないように注意しましょう」

「下り坂ではフォルスストレートへ入る前に正しい手前で走っているのか、快適に走っているのか、呼吸できているのかを確認します」

「ロンシャン競馬場(パリロンシャン競馬場)のレースに慣れていないと、ゴールはまだまだ遠いのに、最後の直線のように感じてしまう人馬もいます」

「驚かされますが、凱旋門賞になると、スタンドから沸き起こるざわめきが聞こえてきます。この興奮を肌で感じることができます」

「馬たちは全力で走りだそうとします。その瞬間、馬に新鮮な空気を吸わせて、手前を変えさせなければいけません。最後の直線に入ると、あとは自分の力で進むしかありません。進路を見つけ、全力を尽くします」

コース解説後は、自身の経験を紹介。オルフェーヴルと挑み、ゴール前でソレミアに差された2012年については「ゴールまで残り300メートルの時点で私はすでに笑顔でした。『もう勝った』と思ったのに、100メートル走ったところで、馬には力が残っていませんでした。オルフェーヴルは傾き、私は敗れました」と振り返った。また、「ダラカニとザルカヴァの2度の勝利は格別な瞬間で直線が果てしなく続くように感じられました」と語っている。

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