幼なじみタッグで再び劇的Vを-。年の瀬の風物詩、有馬記念(G1、芝2500メートル)は28日に中山競馬場で行われる。

6月の宝塚記念を制したメイショウタバル(牡4、石橋)を送り出す石橋守調教師(59)と、手綱を取る武豊騎手(56)の「スペシャル対談」が実現した。幼少時から仲が良かった2人が秘話を披露。対談の様子を前編、中編、後編の3回に分けてお届けします。

【石橋守調教師と武豊騎手の対談=前編】

-おふたりで挑む有馬記念が近づいてきました

石橋師(以下石橋) 一緒にG1に出るのは4回目かな。最初のドバイの時ははうれしかった。海外だったし。今回は気負わずという気持ちはある。

武豊騎手(以下武豊) 宝塚記念を勝って、秋は天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念と3つあるけど、どうしようとなった。石橋さんは「3つは厳しい」と。一番タバルに合っていそうなのは有馬ですよねと、そこは2人で一致した。オーナーも有馬が好きだった人だから。

-メイショウタバルと言えば、やはり宝塚記念です

石橋 感極まるというか。(メイショウの松本好雄)会長にはかなりお世話になっていたので、恩返しができた。

武豊 石橋さんと勝ったのはもちろんうれしかった。子どもの時から一緒にいて、それがメイショウさんでというのがね、またうれしい。

-石橋師と武豊騎手は、いつからの仲ですか

武豊 初めて会ったのは記憶がないくらい。2人とも淀出身ですから。僕の兄貴と石橋さんが仲良かった。

石橋 家に遊びに行った記憶はありますね。その時はまだ民放の競馬中継が昼からしかなかった。小学校の時、土曜は午前中で授業が終わるから、その帰りに武家に寄って競馬を見た記憶はある。

武豊 みんなで一緒に見てましたね。メイショウタバルを担当している上籠三男助手の兄(勝仁元騎手)と一緒に。三男は僕と乗馬仲間だった。

-現役時代もよく飲みに行ったとか

石橋 さんざんしました。

武豊 いろいろ教えられました(笑い)。かわいがってもらいました。自分で言うのも変だけど、おやじがジョッキーで、僕は新人から活躍して、みんな近寄りがたいのか分からないけど、親しい人が少なかったような気がする。そこで石橋さんはよく声をかけてくれた。

石橋 小さい頃から知ってるから特別扱いはなかった。自然のまま来た感じやから。かわいい後輩。特別扱いするつもりもない。

-馬名が熊本県の地名に由来していますが、石橋師と武豊騎手の2人で熊本に行ったことがあるそうですね

石橋 若いころあちこち行った記憶があるわ。熊本はいつだろう。08年とかかな。俺が酔っぱらって「行かない」とか言って。

武豊 そうですよ。飲み過ぎて「行かへんわ」と言って。もう置いていくかとなって、行こうとしたら、石橋さんがばーっときて「やっぱり行く」と。一番はしゃいでましたよ(笑い)。

石橋 スキーも行ったことある。彼の運転で(笑い)

(中編につづく)

【有馬記念まとめ情報】連覇か新王者か 70回目のグランプリを制すのは?>>