米国とイスラエルがイランを攻撃した2月28日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにあるメイダン競馬場では「スーパーサタデー」開催が行われた。この日は3月28日のドバイワールドカップデーに向け、同じコースで各競走の前哨戦が行われた。

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BCクラシック制覇、サウジC連覇を果たした日本のフォーエバーヤング(牡5、矢作)が悲願の制覇に挑むドバイワールドCに向けては、新星が誕生した。

前哨戦のアルマクトゥームクラシック(G2、ダート2000メートル)を制したのはダート初挑戦の伏兵メイダーン(セン5、S&E・クリスフォード)だった。鞍上はウィリアム・ビュイックで勝ちタイムは2分4秒53。

同馬はアイルランド生まれのフランケル産駒で英国調教馬。3歳時にリステッドを勝っているが、目立った実績はなかった。昨秋は9月のセプテンバーSでジアヴェロット、カルパナに次ぐ3着に好走した後、オーストラリアに遠征し、コーフィールドCで9着、メルボルンCで10着。今年に入り、メイダン競馬場で芝2800メートル戦を2走し、条件戦で1着、前走のG3は3着に敗れていた。

初ダートにもかかわらず、2着ウォークオブスターズ(昨年のドバイWC4着)に5馬身以上の差をつける圧勝。管理するエド・クリスフォード調教師は「ダートの調教が良かったので、ダートを試してみようと思いました。調教を重ねるごとに調子が上がり、先週も素晴らしい走りを見せてくれました」と出走の経緯を語り、「ドバイワールドカップに行こう」と参戦を明言した。

大手ブックメーカー「コーラル」社のドバイワールドCに向けた単勝前売りオッズはフォーエバーヤングが1・5倍の大本命。昨年覇者の米国馬ヒットショー、1月のG1アルマクトゥームチャレンジを制した地元のインペリアルエンペラー、この日のアルマクトゥームクラシックを制したメイダーンの3頭が単勝7・0倍の2番人気タイとなっている。