香港4歳シリーズ(4歳3冠)を締めくくる香港ダービー(芝2000メートル、シャティン)が22日(日曜)に近づきました。

今年の4歳シリーズはやや荒れ模様。2月1日に行われた香港クラシックマイル(芝1600メートル、シャティン)はリトルパラダイス(セン4、父トロナド)が後方一気を決めて2番人気に応えましたが、これが断然の1番人気となって3月1日に争われた香港クラシックカップ(芝1800メートル、シャティン)は7番人気の伏兵ストーミーグローヴ(セン4、父トロナド)が直線豪快に差し切って優勝。リトルパラダイスは末脚不発で8着に終わりました。

ストーミーグローヴの鞍上はカタールから香港に拠点を移して5シーズン目となる英国のH・ベントレー騎手(33歳)でした。カタールではチャンピオンジョッキーに6度も輝き、トップに君臨しましたが、香港では期待されたほどの成績に届いていなかっただけに、この優勝を躍進のきっかけにしたいところです。

香港ダービーの下馬評はストーミーグローヴとリトルパラダイス、それに移籍前のオーストラリアでG1クイーンズランドダービー(芝2400メートル)2着の実績を持ち、香港クラシックカップは逃げて1馬身半差の4着に健闘したナンバーズ(セン4、父ティヴァチ)を加えた3頭が人気を分けています。

それぞれの父のトロナドとティヴァチは英、愛ダービーなどG1だけで6勝を挙げたハイシャパラルの直子で3頭ともに距離延長は歓迎でしょう。

ストーミーグローヴと、メンバーの中で唯一、2000メートル戦で勝ち星のあるナンバーズ、それに伏兵リーガルジェムを擁して臨むF・ロー調教師は、今回と同じく3頭出しでつかんだ19年の香港ダービー(フローレで優勝)の再現をもくろんでいます。

【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)