平塚学園にもスーパー１年生がいた！　１番右翼・持田寛、６番三塁・千葉龍大。スタメンに２人の１年生が名を連ねた。千葉龍大内野手は２回１死、フルカウントからの内角スライダーを、しっかり振り切って、高校初安打となる中前打をマーク。３回にも中前打を放ち、４打数２安打と勝利に貢献した。「昨日、緩い球に肩が開かないように、練習していたんです。練習していた通りに、しっかりセンター返し出来ました」と笑顔を弾ませた。

　千葉は、県大会初戦となった１０日の横浜商大高戦では４番三塁デビュー。「１年生開幕４番」という大役だったが４打数無安打に終わった。「（監督の）八木先生から『気楽に打て』と言われ、先輩からも言われて、自分がやりやすい環境を作っていただいたんですが」と４番デビューを振り返った。この日は６番三塁で２安打。前試合の悔しさを晴らした。

　八木崇文監督は、開幕戦に１年生を４番に起用した狙いを「魅力は長打力です。昨秋、ウチは苦しい戦いでしたので、新しい風を吹かせて欲しいと思いました。ウチは３年、２年だけではなく、３、２、１年と全員で戦うチームですから。持田と千葉には、（チームの起爆剤として）そうした期待をしています」と話した。次戦以降、再び千葉の４番起用について聞くと、八木監督は「十分、考えられます」と即答した。