報徳学園が長田との接戦を制して、ベスト4に進出した。

 2回、先頭の5番糸井辰徳外野手(3年)の左前安打などで1死一、三塁とすると、8番渡邊友哉投手(3年)が「良い感じに詰まってくれた」とまっすぐを捉え、自らを助ける先制の適時打を放った。これが決勝点となり、渡邊は投げても長田打線を6安打に封じるなど投打で活躍した。大角健二監督(38)は「(渡邊は)ここ一番での低めへの制球力が良かった。春から夏にかけ本当に成長してくれた」と目を細めた。