甲子園高校野球交流試合第4日は3試合。履正社(大阪)国士舘(東京)倉敷商(岡山)が勝った。
第1試合:履正社10-1星稜
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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履正社 | 2 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 10 |
星 稜 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
昨夏甲子園決勝と同じ組み合わせは、昨夏と同じく履正社が勝利した。序盤の大量リードが大きかった。初回、敵失と内野ゴロの間に2点を先制。2回には、小深田大地三塁手(3年)の2点適時中前打、関本勇輔捕手(3年)の左前適時打など打者11人で6点を加えた。先発の岩崎峻典投手(3年)は3回の犠飛による1失点に抑えた。関本も相手盗塁を3回、刺すなど、バッテリーが強力だった。星稜は立ち上がりの守備の乱れが痛かった。打線も履正社・岩崎の前につながらなかった。
第2試合:国士舘4-3磐城
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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磐 城 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
国士舘 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 4 |
国士舘は1回1死三塁のチャンスに併殺で無得点。磐城は2回無死満塁から併殺崩れと沖政宗投手(3年)の中前適時打で2点を先取。国士舘は3回、門田朋也外野手(3年)のスクイズと水村颯一郎外野手(3年)の適時打で3点を奪い逆転。国士舘・中西健登(3年)、磐城・沖の両投手が踏ん張る中、磐城は6回に草野凌内野手(3年)が同点適時打。国士舘は斎藤光瑠外野手(3年)の犠飛で再び勝ち越し、逃げ切った。
第3試合:倉敷商6-1仙台育英
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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育 英 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
倉敷商 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 | 0 | X | 6 |
甲子園交流試合アラカルト
▼滞在期間 各校の滞在時間を短くし、近隣地区の学校は日帰りとするため1日3試合までとし、開始も午前10時と遅めに設定。宿泊は前日と試合当日の最大2泊。できるかぎり1人1室を用意する。
▼招待人員 ベンチ入り選手は例年の18人から2人増やして20人。責任教師(野球部長)、監督、記録員1人、補助員5人、校長またはそれに準じる者1人の計30人。
▼無観客 無観客が原則。野球部員と教職員、部員は各1人につき保護者、家族合わせて5人まで観戦可能。次の試合の保護者はアルプス席に待機する。例年のブラスバンドやチアの応援はできない。
▼飲食 売店は閉店。かちわり、ビールなどの売り子もなし。
▼校歌 勝利校は距離を取って整列し校歌を歌う。大声は禁止。
▼土集めなし 1試合ごとにベンチ内消毒を行うため、時間的制約から「甲子園の土」を集める行為は禁止。出場校には後日、阪神園芸の協力で土が贈られる。
▼取材 試合前取材はなし。スカウトや保護者をスタンドで取材することも禁止。試合後はこれまでの1階でのお立ち台ではなく、売店などが並ぶコンコースに移動し行われる。
▼後援新聞社 今回はセンバツ主催の毎日新聞社、全国高校野球選手権主催の朝日新聞の2社が後援。スコアボードの旗は上から毎日、朝日と並び、試合前にはセンバツ大会歌「今ありて」、夏の大会歌「栄冠は君に輝く」の順番で場内に流れた。