オリックスが本拠地開幕戦で悔しい逆転負けだ。1勝6敗と開幕ダッシュに完全に失敗。初観戦した宮内義彦オーナー(79)は、オフに大型補強を敢行して期待が大きいのだろう。お怒りモードで「ダメ出し」を連発した。
「まったくダメだ。ダメだね。もう、疲れたよ。あんなもんはダブルエラー。もっと頭を使わないといかんなぁ。ファンブルしたら投げたらダメ」
指摘は7回の守備のミスだ。ディクソンがハーミッダに同点ソロを浴び、さらに2死二塁の場面。中島の三塁へのゴロを、小谷野栄一内野手(34)がファンブルした。
接近していた二塁走者に気づかず、慌てて拾って一塁へ投げたがワンバウンドの悪送球。決勝の適時失策となってしまった。
「判断ミスも送球ミスもあった。周りが見えていなかった」。ゴールデン・グラブ賞を3度受賞の名手は険しい顔だ。昨オフに日本ハムからFA移籍。古巣との初対戦を前に「恩返ししたい」と意気込んでいただけに手痛いプレーだった。
2回以降に追加点を奪えなかったことも敗因だ。昨年4勝を献上した苦手の上沢に2安打のみで完投された。森脇浩司監督(54)は「今は重い、辛抱のいる時間が流れている。糧にして強さに変えていきたい」。こちらも厳しい表情だった。【大池和幸】



