1カ月前と同じ“バント攻撃”に屈した。巨人先発のマイルズ・マイコラス投手(26)は5回1死一、三塁で、2番菊池に初球から3球連続でセーフティーバントの構えを見せられた。「特に気にならなかった」と振り返ったが、イライラは隠せなかった。1球ボール後に暴投で決勝点を献上すると、ベンチもたまらず交代を告げた。5回途中5失点KOに、「チームに申し訳ない」とうなだれた。

 広島のいやらしい攻めは想定済みだった。4月8日の対戦では送球難を露呈した直後からバントの構えで揺さぶられ、この日と同じように暴投で決勝点を許した。「前回のこともあったし、試合前にも言われていた」と言うが、防げなかった。5回無死一塁で一塁寄りに転がった犠打を普通に投げず、下手で一塁に山なりで送球した。弱点が改善されていないと判断され、そこから7球中4度も犠打を試みられた。盗塁も許し、最後は自滅を招いた。

 4度目の登板でも来日初勝利を手にできなかった助っ人に、原監督も「何て言うんだろう…。防ぎようがあるような投球だったように見えますね」と、表情を硬くした。マイコラスは「(バント攻撃は)念頭にあったから、試みてきたけど成功しなかった」と言いつつも、次回の修正点を「全部です」と言った。同じ失敗を、3度は繰り返せない。【浜本卓也】