ナゴヤドームでもついに…。中日が本拠地で初の同一カード3連敗を喫した。開幕当初は抜群の強さを誇った本拠地の地の利も生かせなくなってきた。

 初対戦の巨人高木勇に対し、5度の得点圏チャンスで生かせたのは7回の1度だけ。3連戦で適時打1本と打線のつながりが悪い。谷繁兼任監督は「もう1本がね。いつも言っていることだけど、打てるようにチームとしてやっていかないと」と渋い表情だった。

 失点シーンも悔やまれるものばかり。初回、小熊は簡単に2死を取りながら四球、二盗から坂本に2ラン。二盗はアウトのタイミングだったが、松井雅の送球が短かった。女房役は「刺していればあの点はなかった。その後スイスイいったかもしれない。情けない」と自分を責めた。

 「8回」の課題も残したままだ。又吉の不振による2軍調整でセットアッパー不在。調子を上げていた浅尾もこの日は1失点。2点差に詰めた直後だけに痛恨だった。8回はイニング別最多の29失点。得失点差も最悪のマイナス11と、終盤のもろさを表している。

 首脳陣は交流戦を前に投手の入れ替えを行う。又吉は交流戦開幕の26日から再登録可能だが、いずれにしろブルペン整備は交流戦でもカギになる。

 開幕当初は12勝3敗と抜群だったナゴヤドームの成績も15勝9敗と悪化。借金は2。ただ前回優勝の11年は借金1で交流戦に入り、最後の大逆転につなげた。指揮官は「今年は3連戦、6連戦なので今までと同じようなリズムでいけると思う」と前向きに語った。【柏原誠】