ソフトバンク区切りの一戦を、執念の継投でしのいだ。5失策と守備が乱れ、4時間47分のロングゲーム。引き締めたのはリリーフ陣だった。同点で迎えた6回裏から寺原隼人投手(31)が登板。直球の最速は154キロを計測するなどキレがあった。8回1死まで打者7人を完璧に抑えた。「マウンドは足元が深かったが、体重移動に気をつけた。いい球がいったと思う。テンポよく投げられた。打者が打ってくれて、勝ちがついてよかった」。先発、中継ぎの両方で安定して力を発揮。これで1軍昇格から、5連勝だ。

 8回は森福允彦投手(28)、五十嵐亮太投手(36)とワンポイントリリーフで相手の攻撃を封じた。工藤監督は「勝利の方程式につなぐ5回から7回を投げる投手ががんばってくれた」と言う。五十嵐、サファテにバトンを渡すセットアッパーの奮闘が快進撃を支えた。前半戦ラストは、ブルペン陣の力を象徴する試合になった。守りのミスはあったが、指揮官はあくまで前向きだ。「そういうエラーはある。切り替えるのは大事なこと。また練習すればいいし、試合の中でもベンチで声を出してやってくれた」。ナインの明るさに手応えを感じ、勝負の後半戦をにらんだ。【田口真一郎】