後半戦も俺が引っ張る! 広島前田健太投手(27)が19日、マツダスタジアムでチームメートとともに汗を流した。前日球宴登板も、後半戦初登板を3日後に控え調整に余念がない。昨季後半戦は勝ち星が伸びずチーム失速の一因となったが、今季は上昇の原動力となることが求められる。9月まで続く6連戦の初戦先発など、優勝へ向けてエースにかかる期待は大きい。
球宴から一夜明け、前田はチームの全体練習に参加した。強い日差しの中、大粒の汗を流しながら後半戦の戦いに備えた。
「先発にかかってくる部分が大きくなる。投手陣が夏場に落ちてくるところを踏ん張ればチームの順位も上がる。勝つことが大事。勝てる投球をしたい」。
前田は前半戦、ともにリーグ2位の8勝、防御率2・04でチームをけん引した。ただ昨季は前半戦9勝4敗も、後半戦2勝5敗と勝ち星を積み重ねられず、優勝争いをしていたチームも失速。結局最終戦で阪神に敗れ、2位から3位に転落してシーズンを終えた。
同じ轍(てつ)を踏まないために首脳陣も配慮した。前田の前半戦最後の登板は10日中日戦。中4日で前半最終戦の15日阪神戦先発も可能だったが、後半戦を見据え回避した。中7日での球宴登板を経た右腕は「十分休養はもらっています。体の疲労度は違う」と後半戦フル回転を誓う。
広島は来週28日から9月13日まで6連戦が続く。その間14カード中、屋内球場での試合は2カードのみ。首脳陣は疲労面を考慮し、先発の中6日登板をベースに考える。ただ、22日先発予定の前田は早ければ来週にも中5日で6連戦初戦に回る。初戦を取れればチームは勢いづくだけに、後半戦もエースにけん引役が託された形だ。
セ・リーグは混戦が続く。広島は5位ながら、首位DeNAまで2ゲーム差。緒方監督は「球宴で勢いがついたと思う。後半戦が始まるので、いいスタートを切りたい」と、球宴を席巻した勢いのまま混戦を抜け出す青写真を描いている。【前原淳】



