広島が今季24度目となる1点差での敗戦で、DeNAに連敗した。5位転落で借金は6に。緒方孝市監督(46)は決定打が出ない状況を打破しようと4回にスクイズを試みたが、勝利の女神は振り向かなかった。DeNA戦だけで今季早くも11敗目。今日2日に勝って、反撃への1勝とする。
塁はにぎわせるが、点が入らない。緒方監督は現状を打破しようと、4回にタクトを振った。同点に追いつき、なおも1死二、三塁で打席に石原。1ボールからの2球目だった。スクイズ。しかし、無情にも打球は投手高崎の正面に転がった。グラブトスでボールが捕手にわたり三塁走者新井が憤死。打者走者石原まで一塁でアウトになってしまった。
緒方監督 点をとるためにやった。それだけです。
石原 違うところに転がさないといけなかったのに、正面に行ってしまった。
前日7月31日の嫌な流れを吹っ切れず、序盤から残塁の山を重ねていた。ならばと指揮官が打った勝負手だったが、決まらなかった。同点に追いつき、勝ち越せば流れも変わる。雰囲気は最高潮で、打者石原はバントがうまい。条件はそろっていたが、ツキのなさを象徴するプレーだった。結局10安打を放ちながら1得点。3併殺で8残塁。粘投の先発ジョンソンに報いることは出来なかった。
連敗で借金は6となり、5位に転落。DeNAには今季これで15試合で4勝11敗と大きく負け越している。“裏ローテ”でヤクルトに勝ち越していい流れで乗り込んだが、それでものまれた。苦手意識があるわけではないが、気持ちがいいものではない。まずは今日2日、勝たなければ。1つの正念場を迎え、指揮官ははっきりと言った。
緒方監督 投手は最少失点で粘ろうと、野手は点をとろうと必死にやっている。誰かのせいではない。みんなでやっていかないと。明日も試合がある。
好機はつくっている。きっかけとなる一打、1勝が出ればチームは上昇気流に乗っていくはずだ。真っ赤に染まった左翼スタンドも背中を押す。緒方カープはファイティングポーズをとり続ける。【池本泰尚】



