今季限りでの退団が決定的となっている阪神マット・マートン外野手(34)が7日、その覚悟をほのめかした。CS進出を信じた甲子園全体練習に参加。「タイガースのユニホームを6年間も着られたことに感謝している」と回想気味に話した。
来日1年目の10年、当時の日本新記録となるシーズン214安打をマークするなど、3度の年間最多安打で打線を引っ張ってきた。6年目、主軸と期待された今季は精神的な浮き沈みが激しく打撃が低迷。V逸の一因にもなってしまった。推定4億5000万円の高年俸に加え、マンネリ化も指摘する球団は新体制で臨む来季構想から除外。すでに新外国人調査を進めている。
そんな空気をマートン本人も察しているようだ。来日1000安打も放った今季について「一番いいシーズンであり、難しいシーズンだったかもしれない」と複雑な思いを口にした。
「僕もCSに行きたいからね。見るよ」。甲子園練習では可能性を信じ、ゴメスとともにフリー打撃で快音を連発。ナイター広島-中日戦のチェックをすると、願いはかなった。3年連続のCS進出。あと少しタテジマでプレーするチャンスが与えられた。
退団の覚悟を内に秘め、今日8日の練習にも参加する。気合を入れ直し、まずは2位の巨人打倒に全力を注ぐ。阪神助っ人では異例の在籍6シーズン。ポストシーズンで集大成を見せる。最後の全力プレーがチームとファンへの恩返しになる。



