「燕大学」の“センター試験”が始まる。学長? を務めるヤクルト真中満監督(44)は愛媛・松山で行われている秋季キャンプの15日、試験の開催を宣言した。日本ハムを戦力外となり、13日に入団合意が発表された鵜久森淳志外野手(28)が、この日からチームに合流。またオリックスを自由契約となっていた坂口智隆外野手(31)の加入も決定し、外野手のレギュラー争いは激化した。同監督は「鵜久森、坂口の存在が雄平や上田、比屋根への刺激になれば」とワクワクした様子だった。
最難関は今季、固定できなかった中堅になりそうだ。受験者たちは必死の構え。上田は「僕が頼りないから2人の補強があったと思う。けがをしない体を作って1番・中堅で絶対に出たい」と譲らない姿勢。比屋根も「課題のインコースのさばきを上達させてスタメンを取りたい」と言葉に力を込めた。鵜久森も「僕は1度、死んだ身。当然レギュラーを目指してやっていく」と、黙ってはいない。
真中監督は「ディフェンス力が求められる」と、中堅のボーダーラインを設けた。同時に現在の外野手の合格者は不在と説明。左翼を主戦場とするバレンティンについても「状態が悪ければ、鵜久森や坂口を入れればいい」と特別視はしない。右翼が当確的とみられる雄平に関しても「確定ではない」と公平な目で合格者を見極める方針だ。
仮に中堅不合格であっても、左翼と右翼に合格するチャンスはある。「アピールは大歓迎」と真中監督。壮絶な外野手バトルロワイヤルが、火ぶたを切った。【栗田尚樹】



