頼れる4番が、エースの登板試合で両チーム唯一の得点をたたき出した。楽天ゼラス・ウィーラー内野手(29)が12日、静岡で行われた中日とのオープン戦に「4番三塁」で先発出場。1回1死一、三塁の好機に左前適時打を放ち、先発の則本に先制点をプレゼントした。「何とかランナーをかえしたかった。大事な先取点が取れてよかったよ」。中日先発大野のチェンジアップをはじき返した、技ありの一打だった。

 オープン戦では7試合連続安打と、持ち味のバットが止まらない。新加入の昨季、チームトップの50打点を挙げた主砲は「今年は投手の傾向を頭の中にイメージしながら打席に入れている。メンタルの部分を整理できている」と好調の要因を伝える。

 チームは新外国人のジャフェット・アマダー内野手(29=メキシカンリーグ)が左手首の負傷で離脱し、ジョニー・ゴームズ外野手(35=ロイヤルズ)も適応に苦しんでいる。来日2年目の開幕戦は、4番で迎える可能性が高まってきた。梨田監督は「2年目の今年は楽しんでやっている。キャラもいいし、外国人とは思っていない」と信頼。愛されキャラの助っ人が、今年も楽天打線を支える。【松本岳志】