巨人に“地方の鬼”はいねが-。練り歩く“なまはげ”を、菅野智之投手(26)が快投で満足させる。1日、秋田に移動後、こまちスタジアムで全体練習。今日2日のヤクルト戦に先発予定の菅野はダッシュ、キャッチボールなどで調整した。プロ入り後、地方球場での成績は6戦5勝(1敗)、防御率2・00。“地方の鬼”は勝負の鬼と化し、登板を見据えた。
菅野 なかなかないですし、試合を楽しみにしてくれるお客さんがいる。恥ずかしい試合は、できないという気持ちです。
報道陣に秋田のイメージを問われ、「きりたんぽ」と言った後、「なまはげは違いますか?」と挙げた。なまはげとは、男鹿半島周辺で大みそかに行われる民間伝承行事。鬼のようなお面を着け、「泣く子はいねが」などと家を訪問し、なまけ者や子供を探し回る。豊作、豊漁の神とされるが、菅野は白星の“豊作”を期し、マウンドで腕を振る。
胸には鬼のように、強い気持ちを秘める。前回登板の6月24日DeNA戦で自己ワーストの9失点。修正ポイントに挙げたコンディションを整えた。「特に気合を入れて、投げたいです」。言葉にも闘志がこもった。チャンスで結果を出し続けた“勝負の鬼”高橋監督からも「何も言う必要はないでしょう。そんなに弱い選手じゃない。普通にやってくれればいい」と全幅の信頼を寄せられ、勝負のマウンドに立つ。【久保賢吾】



