上半身のコンディション不良で台湾ウインターリーグから途中帰国した巨人今村信貴投手(23)が27日、川崎市内のジャイアンツ球場でネットスローを行った。

 近距離からフォームを確認しながら、約100球を投げ込んだ。「体の調子は8、9割まできている。今は飛ばさず慎重に、来年のキャンプへ向けて下半身を鍛えていきたい」と順調な回復をアピールした。

 6年目の今季は2軍で20試合に登板し、9勝4敗、防御率2・45を記録。最多勝、最高勝率(6割9分2厘)の2冠に輝き「2軍とはいえ、結果を残せたことは自信になった」と収穫を得た。だが、1軍では3試合の登板で0勝2敗、防御率5・68と結果を残せなかった。

 先発ローテーション入りが期待される7年目の来季へ向け「来年は勝負の年なので、あとは1軍でやるだけ。先発陣もたくさんいるので、枠を奪っていけるように少ないチャンスをものにしていきたい」と意気込みを語った。