4月30日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で、06年の西武時代以来、12年ぶりとなる日本での勝利を手にした松坂大輔投手(37)は、この日1軍登録を抹消。

 しかし、これまで同様にチームに同行した。今季初の神宮球場でのヤクルト戦。大学野球開催日で、試合前練習は隣接の屋内練習場、軟式野球場で行われた。松坂は、これまでの登板翌日と同様に、軟式野球場の外周をランニングして、約10分のキャッチボール、遠投で体をほぐした。

 「体の張りは前回同様です。肩と下半身がしっかり張っています」と、すがすがしい表情を見せた。練習中に森監督と今後の登板間隔の話し合いも行った。「僕の方から外(屋外球場)でも問題ないです、と話しました。(ナゴヤドーム以外でも)こだわりません。問題ないです」と、中6日などの完全先発ローテーション入りへ自信をのぞかせた。

 次回の先発登板は、再登録が可能になる11日の巨人戦(東京ドーム)が濃厚。結果が出れば、登板間隔を詰めながら状態を上げていく。レジェンドの復活ロードは第2章に入った。