中日松坂大輔投手(39)の去就問題で、与田剛監督(53)が近日中にも同投手と面談することが13日、分かった。同監督が「僕も直接は(松坂と)話をしていない。そういう機会が今後出てくると思う。直接自分の目で見て、話も顔も確かめながら、やっていきたい」と、明かした。

松坂の来季契約に関して球団は現時点での白紙を強調。加藤宏幸球団代表(60)も「与田監督や各担当者の意見を集約して決め、白井オーナーに報告する」と話す。与田監督も「選手の気持ちに添ってあげたい。ただ、自分の思いと周りの評価、契約する側のいろんな問題が生じる。僕も球団などの話を全部聞いていない」と、面談が松坂の去就を直接左右するものではないと説明した。

この日、39回目の誕生日を迎えた松坂は、ナゴヤ球場での2軍練習に参加。8月下旬に痛めた右肘に不安を残すため、キャッチボールも約40メートルまで。「特に何も変わっていません」と話し、遠投からブルペン、試合という本人の青写真は進展していない。14日からのウエスタン・リーグ阪神3連戦(ナゴヤ)での復帰登板は回避。最短でも18日からの同オリックス3連戦(ナゴヤ)にずれ込みそうだ。「来季も中日でやるのがベスト」と、残留希望を表明の松坂と、指揮官との直接会談が注目される。